スーベニア観劇日記(東京公演版)

219日から始まったスーベニア~騒音の歌姫~ですが、東京公演が無事千秋楽を迎えました。

 

ホフマン・デューク役・京本大我を堪能するだけしたこの3週間でした。京本くんがわずかキャスト6人の中、

いまだかつてないほどの出演時間、長台詞、歌、ダンス、お芝居、そして一流の歌手の方々を迎えての彼らしいカーテンコールトーク・・・・っととにかく京本くんのファンでいてここまで彼の魅力を存分に見ていられることってこの先あるのかな。。(でもきっと彼のことだからあるんだろうな笑)っと思いながら日々すごしておりました。

 

前置きが少し長くなってしまいますが、個人的には光一さんのソロコンに赴くたびに、会場に彼のことを好きな人ばかりで埋め尽くされる空間ってなんて素敵なんだろう、、と常々思っていただけに、スーベニアの会場も京本くんのファンが多く足を運び、キャストの方々からも愛されている様子が伝わるその空間がこんなにも早く京本くんでも感じることができたことに、何よりも幸せと誇りを感じました。

 

さて、私は今回カーテンコールトークという禁断の秘薬のせいで、当初の観劇予定を大幅にうわまわり、罪悪感とも戦いながら東京公演は14回ほど観劇しておりました。大阪は千秋楽の102公演ですので、16回・・笑

私の周りのお友達もみなリピートしているのですが、京本くんが舞台上で見せる演技や歌に成長や変化が見られなかったらこんなに通えないんですよね。でもそれがあるから何度も見たいと思える、そんな素敵な役者さんに成長してゆく過程を見ている気がします。

 

14回全部まとめるわけにもいかないので、かいつまんで。

 

219日 初日

急遽会場に赴き観劇することができた初日。初めてみたホフマンデュークの京本くんは、まず1幕中盤の23分ほどある長台詞(独白)の滑らかさと抑揚のつけ方に驚きました。

ストレートプレイの要素が強い舞台なんだな、と気づいたころだったのですが、台詞のない場面での驚いたり、怪訝な顔をするなど細やかな表情の変化が楽しめ、これは目が離せない!!と感じました。

歌はこのときはまだミュージカル感を抑えていました。一方、ダンス。このダンスには驚きでした。

踊るときの表情がとにかく自信に満ち溢れていること。そしてミーシャ役の菊地さんと踊る部分があるのですが、女性と踊るのっていいな・・と思わずにはいられなかったことです。

 

220日 昼夜

お昼は一人で観劇していました。ゲスト歌手の新妻聖子さんのGOLDには涙がでました。やはりミュージカルで歌っている方は、歌に表情がある。それをまざまざと見せ付けられたそんなステージでした。

夜はジャニーズとは無縁の友人と観劇していましたが、その日はなんと安井くんが観劇。嬉しかったです。だれよりも彼に来て欲しかっただけに、興奮と安堵が心に広がりながら観劇していたのに・・・始めてカテコトークの全貌があきらかに。幕があがるとそこには、すっと京本君が一人たっていて!

ここからもうひたすら「かわいい・・・・」と萌え悶えるのを終始こらえました。新妻さんと菊地さんとのトークがなんともかわいくて。

 

大我「GOLDを袖で聞いてすっかりファンになっちゃいました!帰ったら「新妻聖子 歌」で検索します!」

新妻さん「CDさしあげますよ♪」

 

菊地さん「聖子ちゃんは女王様系なんだよ~って袖で話してたら、大我くん、それもいいですねって笑」

大我「ギャップいいですね~。」

菊地さん「いいんですか?こんないグイグイきちゃって笑」

 

などなど。新妻さんから「舞台では少年のようなのに、裏でお会いしたらしっかりしていて、、」といわれたら

京本くんが「ギャップ萌えですかね!作戦成功です!」と無邪気に言う姿もかわいかったです。

 

と、、こんな感じで初めてのカテコトークが終わったと思ったら友人から「会場から京本くんのファンが萌えを感じすぎてこらえている空気がビシビシ伝わったよ笑でもあれはかわいすぎる、わかる」といってくれました笑

 

223

休演日あけの火曜日。ここで演出の変更が加わりました。これが良かったです。

そして京本くんの歌に大きな変化があったのもこの日かと。今までどちらかというと、ミュージカルの発声を抑え気味にPOPSの発声かな?と思ったのですが、この日からミュージカルの発声でちょうど良い具合のビブラートのかけ方。とても感動しました。お芝居にも序所に余裕が見られるようになり、他の共演者の方々との雰囲気もよくなってるなぁと感じた回。カテコトークはMs.OOJAさんで、とても背がたかい方。京本くんの身長を気にしちゃう一面がまたかわいらしい。

トーク以外の面でも、三田さんをエスコートする姿がどんどん頼もしくなり、一人の大人感が出ていました。

 

227日 昼夜

なんといっても中川晃教さんです!もうこの日を楽しみにしすぎていたのですが、予想通り中川さんのワールドに引き込まれるお歌。歌を愛しているという表現が素晴らしかったです。

そしてカテコトーク。「あっきーちゃん、たいがちゃん」がうまれたという衝撃的に面白すぎたトーク。

菊地さんも交えてのトークだったのですが、かつて夫婦役を務めていたということに対して「子供は?」と返す京本君笑

 

中川さんが京本君に僕達にてますね~っていう話をされていたのですが、二人の組み合わせがとにかくかわいらしくて、公式が「裏でもきゃっきゃしていた」というようにステージでもきゃっきゃされてました!

 

ちなみにデュークを演じるにあたり

京本君「僕の心のなかにある邪悪な部分から、ピュアな部分を見つけ出しそれをドーンと出していこうと。。」と語っていたのですが、本当にその通りだなと思って観劇していました。

邪悪ではなくて、京本君がもってるどこか闇というか悩みとかネガティブな部分は多いのかなと思うのですが、舞台にたつと人がかわったようにキラッキラなんですよね。デュークはとくにピュア。100%ピュア。

それがよく現れていて、お芝居もどんどん成長していけるんだなと関心しました。

 

そして中川さんもそういう感じだと仰ってて「僕達闇が広がってるね!」っと!

なんとルドルフとトートのダンス(京本くんの新演出版ではなかったシーン)を再現されてました♪

 

228日 昼夜

ゲストはジェロさん。お昼はまた一般の友人と観劇しましたが、とにかく京本くんの顔の小ささに驚いていて(たしかにJWからさらに小さくなっている気が・・)、肉眼で京本君だけ顔が見えない・・でもかわいいのはすごいわかる・・といってました笑

 

この日の夜公演の「全部きみ次第」が最高でしたね。23日にお歌が変ったなっと思っていたのですが、この日のお昼にまた、「あっすごい良くなってる」っと感じていて、夜さらにその良さのまま歌を歌っていました。

このナンバーは2幕に京本君の少しながい独白から、ソロ→タイラーとデュエット→ジャニスも加わり3重奏となるのですが、タイラー、ジャニスの独白シーンでは京本くんは基本てきにうつむいています。

そして曲が歌いだしに近づいた瞬間、すっと顔を上げて歌いだすのですが、私が感じている京本君の歌の良さがパワーアップして120%魅せてくれます。

エリザベートでの経験が大きいと思いますが、京本君の良さは、

「声に表情をのせ、顔すべてで歌を物語れる」ところだと思っています。それを存分に味わえるのはこのシーンですね。それから常に京本君って目がキラッキラですのでそこも注目です。

 

ちなみにこの日はわずか20分足らずで少年倶楽部の収録に向かったそうですね・・。なんともいえない気分です・・。

 

31日 夜

ゲストはゴスペラーズの方々。奇跡的な場に立ち会えました。

 

カテコトークで即興ではじまった「ひとり」のセッション。

京本君がリードボーカルを勤めたのですが、とにかく上手かった。まず、この即興セッションが始まった流れといのが、

 

京本「僕は手越君をとても尊敬していまして、以前テゴマスの方とひとりをコラボされているのを見て、個人的にとても好きな曲です。」と話した所、いつか一緒に~という流れになったかと思ったら、ゴスペラーズの松本さんから

「今やります?」っというナイスすぎる一言が。会場中の京本くんのファンから後押しの拍手!!

京本君「え~~!いいんですか??失礼になりませんか?」っとこの前のくだりでも「もっと修行を積んでから。。」といっていたように、つねに謙虚なのですが、「じゃあ1行だけ!」と度胸もあるんですよね。

 

松本さんがさっとピアノで音を一瞬とっただけで始まるアカペラ。

 

京本「愛してる~って最近、言わなく、なったのは~・・・本当に・・(続く→さびへ。)」

 

 

本当に驚きました。もとから上手いなっと思っていた京本君ですが、さすがに即興だし歌えただけでも感動、、と思っていたのに、ものすごく深い声で劇中とは違う歌唱スタイルで、アレンジも加えて、堂々としていて。

そしてゴスペラーズの方々のコーラスまで一緒で。こんな夢のようなステージをジャニーズJr1人がお客さんの前でできるなんて、夢のまた夢がかなってしまったそんな空気でした。

 

終わった瞬間に沸き起こる大拍手。袖からも拍手が聞こえるっと言ってくださるし、京本君のなんともいえない嬉しそうで幸せそうな顔。それだけでも見ていてこちらまで幸せになります。「だれかスタッフの方録音してないかな?」と思わず言ってしまうほど、京本くんにとっても幸せすぎた瞬間ですよね。

 

スーベニアでたくさんの歌手の方とお話できる最高の機会を最高の形で私達に提供してくれることが嬉しかったです。

 

この話で持ちきりになってしまいましたが、この日の京本君、2幕クレイジーリズムのダンスから急にキレキレがになり、ラストのジェンキンスさんへの慰めの言葉への熱量もぐんと増していました。

そういった部分もまだまだ成長しつづけていることにまた目を細めてしまいます。

 

34日夜

 

ゲストは加藤いづみさん。堂本兄弟でもお世話になっている方で、トークの中でもKinKiの御二人のお話がでました。

「女の影がない」っていうことでしたが笑

 

この日、カテコトークラストということですが、トーク以上に本編が素晴らしかった。

 

2幕「全部きみ次第」。毎公演毎公演表現が豊かに、声が奥深くなっていくのですが、何度聞いても驚くほど先の先まで届けようという思いが伝わるようでした。

そして、カーネギーホール公演のあと、ジェンキンスを慰めるラストシーン。

三田さんの泣きの芝居も変り、流れが途切れることもなく、そして演者の方々の熱の入り方が観客にも伝わったようでした。

大我デュークとジェンキンスが寄り添って暗転するシーンで、初めて拍手が沸き起こりました。

 

私も思わず拍手してしまうほどで、二人の幸せそうな表情に心が浄化されるような気持ちになりました。

初日から比べると、京本くん演じるデュークはめざましく表現が変化していて、年の差というネックをどうしても感じずにはいられなかったところから、

デュークがジェンキンスをまっすぐに愛している、愛おしく思っていることがはっきり伝わるまでに変化したんですよね。

 

カテコトークが終わり、キャストの方々が全員壇上に再登場されたとき、三田さんから「ラストのシーンで拍手が起こって嬉しかった」というお言葉あると、

京本君も「はい!袖でガッツポーズですよ!」っと。

そのときの表情が忘れられないほど、心のそこから嬉しそうでした。今回のスーベニアは本人も雑誌で語っていたように、台詞が多い。

台詞回しにも苦労しただろうし、約3間のお芝居を6人で回し、その時間ほとんど舞台にたって芝居をし続ける。そんな経験をしたことがない彼が、

「演じる」ということで観客の感情を揺さぶることが出来たわけですから。もちろん京本くんだけでなく、脇を固める役者の方々のお力あってのことです。

千秋楽がとても楽しみでもあり、淋しくもありと感じた公演でした。

 

36日 昼夜

 

ゲストCHAGEさん。

 

千秋楽の空気ってとても心が震えるものがあると毎回感じます。

この日は昼夜どちらも観客の方々の反応がよく、笑いや拍手が大きくそれにつれて演者の方々も乗っていってるようでした。

 

スーベニアって何度も何度も繰り返しみることで、作品をどんどん良くしていこうという空気が感じられるのが伝わるので何度みても飽きなかったんです。

それはひとえに演者の方々の熱意やカンパニーの暖かさゆえなのでしょうか。

 

ちなみにこの日は京本君も絶好調。

昼公演ではコスメに強気で「いけ!負けんな!」ってあおってましたし、夜公演ではドギマギのくだりで「どぎちゃんとまぎちゃんが出会って・・」という

これまたかわいすぎるアドリブを披露するし。

なんといってもラスト、アベマリアで今まで左手をすっと伸ばして終わっていたラストを、右手を上げ「ありがとう」とつぶやき微笑むという表現に変えていました。

ここまで毎回試行錯誤を繰り返してくれるからこそ、何度も見たくなる、足を運ぼうと思わせてくれる、そんな俳優さんになってきてるなと嬉しい限りです。

 

おトークはありませんでしたが、大我の部屋特別編。

キャストの方々全員をお迎えして、大我MCでの挨拶。その挨拶が始まる前に京本君、ひとりで壇上にあがり挨拶をされました。

この一人で舞台の真ん中に凛々しく立つ立ち姿、スポットライトが彼だけにあたるその光景を見られるなんて感無量です。

21歳として思い出の作品になった」ということや、「これだけ演じるというのははじめてで、共演者の方々に支えて頂いた」、

そして「観客の方の拍手や笑い声に助けられ」っと言っていたのですが、これはまさにその通りでやはり肌で感じていたんだな・・と思ったんです。

とくに「笑い声」。喜劇であったスーベニアですが、この笑いが起きるかおきないかでずいぶん雰囲気が変るな・・と感じていただけに、それは京本君も感じていたようですね。

 

他の演者の方々からのお言葉も感動的でした。菊地美香さんからは少人数ながらもとても家族のようで暖かいカンパニーであったこと、京本君を弟のように接してくれていたこと、

星奈さんはわざわざ緊張しいの大我のために、アロマオイルと取り寄せていただくほど面倒を見てもらっていたこと。(京本くん、お問い合わせってずっと言っていて、美香さんからおとり寄せ!といわれてました笑)池田さんが、何よりもお客様が足を運んでくれることの大切さを語っていましたが、本当にその大切さが心にしみました。池田さんからは古武術を習っていたそうです笑

オレノさんは京本君いわくとてもお優しい方で。。と。そのやさしさが伝わりました。

 

三田さんがこんなに若い子と手をとったりキスしたりできて~なんと仰ったら、京本君、三田さんのほうをむいて「付き合ってるみたいでしたよね♪」 なんて笑顔で言うんですよ。

この子本当にお姉さま方キラーすぎるな~っと笑 

とにかくカンパニーの暖かさと愛情を感じました。

 

 

こうして東京公演は幕を下ろしました。

 

スーベニアはとにかく共演者のかたもスタッフの方も「大我くん、大我くん」っと大我推しがものすごく強く、随所にもみられ、お客様へのアピールも基本「京本君」な感じが強かったのですが、それもファンとしては素直に楽しく、嬉しくうけとって満喫しました。

スーベニアの宣伝のおかげで、PON!にもゲスト出演し、素敵な親子関係や大我の10年間の努力を伝えられたり、ノンストップでも仰々しいほどの紹介と、インタビューまでも紹介して頂いたり。。彼の存在がミュージカルという新たな道と伴に広がるきっかけになることが嬉しかったですしね。

 

そして何よりも「歌を愛してる」というストーリーの軸、そして歌を愛する歌手の方との交流、まさに歌が大好きな京本君にとってぴったりな環境中でもがく機会でしたよね。

毎回ゲストの歌手の方が「見上げてごらん夜の星を」を歌われるのですが、みなさんそれぞれの個性が歌に現れていました。みなさんが歌の中に自分の存在を示しているのだなと感じましたし、その光景を毎回京本君は舞台袖でみられ、そしてそんな方々とお話も出来てしまう。この経験や出会いは宝だと思います。

 

今はジャニーズの世界にいる彼ですが、この先どんな道に進もうとしてもきっと「歌」がつねに核になっているのだろうし、そうであって欲しいと思います。

歌にも感情をのせ、歌で何かを伝えることが出来るそんな素敵な歌い手になってほしいです。

それはたとえアイドルソングだって、彼ならできると思います、、とはいえ一番はパンフレットのインタビューでもあったように、作詞作曲して自らが作り出した歌を自らの声で届けることが出来る未来ですね。

作詞作曲もファンがその曲を聴いてどのように感じるかを考えるのが幸せというほど、そんなにファンのこと考えてくれなくてもいいんだよ、歌いたい曲を思いっきりやってくれたらそれで幸せだから~と伝えたくなりました。

 

つい千秋楽を迎えた6日の夜、カレンダーの中に書かれた京本君のメッセージ。今はまだ公開すべきではないと思いますので控えますが、あの言葉に何度これから先支えられるんだろうかと思うほど、

強く、思いがわずかながらでも通じているというか、本人と一定数のファンとの思いが一致しているのかなと感じています。

その話は大阪千秋楽を終えた後で触れたいと思います。